どうも、はぐれオタクです。
けいおんに関する音楽関係の記事は無数にあります。
しかし、これから僕が紹介していこうと思っているのはけいおんの作画において参考にしたであろう元ネタ画像を貼っていこうという別のブログでもやった、ただの暇つぶし記事です。
例
こんな、かんじですね。
ちなみに、上は映画のEDのワンシーンと下の元ネタはザ・フーのドキュメンタリー映画Kids Are Alrightのジャケットですね。
少し長いですがお付き合いいただけたらと思います。
それではどうぞ！
1期 第4話「合宿!」
澪が部室で発見した先輩の残した雑誌
ブラック・サバスのヴォーカリスト、オジー・オズボーンが表紙となったムック本が元ネタです。この本は既に絶版になっています。
1期 第9話「新入部員!」
言わずと知れたレッド・ツェッペリンのボーカル．ロバート・プラントとギター．ジミー・ペイジですね。
唯が愛するギー太こと、Gibsonのレス・ポール・チェリーサンバースト繋がりですね。
同機の使い手の代名詞であるジミー・ペイジが、梓(以下あずにゃん)のイメージと重なってツインテールになっています。
ちなみにこのギターは高価なので簡単には手に入るものではありませんこのギターを5万にしたムギちゃんすげー！
ギター（むったん)を弾くあずにゃんのイメージ映像
1990年代前半のアメリカでのグランジ・ムーブメントを先導したニルヴァーナのカート・コバーン。
あずにゃんの愛機であるFender・ムスタングとの繋がりです。カートまでツインテールに･･･
個人的には、カートはムスタングよりカスタムジャガーのイメージですけどね。
ちなみに、ムスタングは激しさのあるサウンド。
そして、チューニングが狂いやすくとても扱い辛い為、あばれ馬やじゃじゃ馬という異名を付けられるほどのギターです。
あずにゃんが好きという理由だけで最初のギターにムスタングを買った人達を絶望の淵へと叩き落しました。
愛だけでは、ギターは弾けぬのだよ･･･
Nirvana - Smells Like Teen Spirit - YouTube
このPVでカートが青いムスタングを使っています。
参考程度に。
1期 第13話「冬の日!」
あずにゃんの家のリビング（買い物袋）
あ＾～泣き顔かわいいんじゃ＾～
純から預かった猫のためにペットショップで買い物をして帰るあずにゃん。
その袋に書かれている文字はPET SHOP GIRLS。
この店名は英国のエレクトロニック・ポップ・デュオ、ペット・ショップ・ボーイズが元ネタでしょう。
Pet Shop Boys - It's A Sin - YouTube
ペット・ショップ・ボーイズで僕が好きな曲貼っときますね、参考にどうぞ
ちなみに、上のジョジョの第三部の敵キャラクター、ペット･ショップの名前の元ネタでもあります。
僕は、ジョジョではイギーとこのペット･ショップが一番好きです。
2期 第1話「高３!」
！？
ゆ･･･唯ちゃんが！？
と言うのは冗談で･･･
アバンで唯が腕をブンブン風車のように回してギターを弾く姿は、ザ・フーのピート・タウンゼントのお家芸ウィンドミル奏法です。
ちなみに、ピートが使っているギターはさわちゃんがかつて使っていたGibsonのSGと見た目は同じです。
ピートのギターはP-90というシングルコイルのピックアップ(PU)でこっちのPUはハムバッカーというタイプなので、出る音の種類としては全く違うと言っていいですが。
ちなみに、ピックアップ（PU）とは線で囲ってある銀色のパーツの事です。(汚くてごめん･･･)
上のPUの場所をフロントと下をリアと言います。
※上図の、SGや唯の使うレスポールの様なタイプ以外にも色々ありますが割愛
The Who - My Generation - YouTube
47秒位でやっているのがウィンドミル奏法です。
海外では、コンテストも開かれているみたいですよ。
参考にどうぞ。
蛇足
すーぱーそに子もSG使ってましたね。
しかも、このピックアップはEMGっていうメーカーの上から85(フロント)、81(リア)と言ってメタル系ご用達の組み合わせです。
し･･･渋い･･･
2期 第2話「整頓!」
部室倉庫から出てきた古い音楽雑誌
右上は伝説のパンクバンド、セックス・ピストルズの写真が元ネタ。ジョニー・ロットン（右）とシド・ヴィシャス（左）。シドが血まみれなのは、確か観客と殴り合いの喧嘩をして鼻血を出していたからだったと思います。雑誌のイメージはrockin'onですね。
左側の下の雑誌はＴレックスのマーク・ボラン。
この雑誌･･･下手すればかなりの価値になるかもですね。
写真はザ・ローリング・ストーンズのミック・テイラーです。
しかし、このシーンで流れていたBGMはエリック・クラプトンが在籍したクリームのというバンドのサンシャイン・オブ・ユア・ラヴでした･･･謎です･･･
AC/DCにおける、この上半身はスーツにネクタイ、下半身は半ズボンというギターのアンガスの扮装は、バンドのトレードマークですね。このステージ写真は比較的最近の物のようです。
個人的にはSGと言えばこの人をイメージします。
あァァァんまりだァァアァ
で、有名なジョジョ第二部の敵キャラクターのエシディシの名前の元ネタもこのAC/DCです。
ブラック・サバスのトニー・アイオミ
ジミー・ペイジと並びリフメイカーと称される名ギタリストです。
僕も大好きなギタリストの一人です。
ちなみに、一番最初の比較の元ネタに登場したオジー･オズボーンがブラック・サバスのボーカルであります。
ま た お 前 か
お馴染み、ザ・フーのピート・タウンゼント。
2期 第3話「ドラマー!」
澪『よく言えば、コージー・パウエル！』
この会話に登場したミュージシャンについて解説します。
コージー・パウエル
ジェフ・ベック・グループに始まり、レインボー、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ELP等、有名ロック・バンドを次から次へと渡り歩いたドラマーとして有名。1998年、交通事故でお亡くなりになりました。
昼休みに他のグループのところにいる律の姿を見て「放浪中だね」と言った唯と「渡り鳥」と呟いた和の言葉に、澪は律と同じドラマーであり有名バンドを転々としたコージー・パウエルを連想した訳です。
あずにゃん『ああ、変人とか壊し屋とか言われた人ですね。爆竹仕掛けて家を廃墟にしたことがあるとか』
律『いや、そこは憧れてないから』
キース・ムーン
ザ・フーのドラマー。律のフェイヴァリット・アーティスト。
1978年に薬物の過剰摂取により死去。
享年32歳。
ロック史上屈指の名ドラマーであると同時に、業界きっての変人と言われた人物で、生前の奇行の数々や破天荒なエピソードに事欠きません。
あずにゃんの会話に出てきた逸話もWikiに書かれています。
「ムーンは、その生涯を通じて「変人」「壊し屋」としての名声を欲しいままにした。彼は、ホテルの窓や友人の家、あまつさえ自分の家でさえ、高窓から家具を投げ捨て配管に爆竹を仕掛け、廃墟にしてしまった。」
壊し屋･･･ひょっとしたら堂島の龍とも呼ばれていたかもしれませんね。
しかし、その一方で、屈託のない愛嬌に満ちた陽気な性格で多くの同業者に愛された人でもありました。
またレッド・ツェッペリンのバンド名は、キース・ムーンの口癖に由来するとされています。
まぁ、なんと言うかとても女子高生らしい知識と会話ですねぇ･･･(白目)
2期 第9話「期末試験!」
コンビニで澪が立ち読みしている雑誌
雑誌の元ネタは、「Jazz Life」2009年6月号の表紙。
（左）パット・メセニー（Guitar）、（右）ゲイリー・バートン（Vibes）。
2期 第13話「残暑見舞い!」
あずにゃんの家のレコード棚
The Rumproller Lee Morgan
これはジャズのCDですね。
両親はジャズ・バンドを演っていたというあずにゃんの発言がありますが、棚にずらりと並んだレコード・コレクションの内、ジャケットをディスプレイしている3枚のLP盤が多分、お気に入りのレコードなんでしょうね。
このお気に入りの傾向を見る限り、JAZZの中でも少人数編成のコンボ形式のアルバムを好んで聴いているんでしょうかね。
2期 第27話「計画!」
旅行会社での会話中のイメージカット
あずにゃんの右にある建物はアポロ・シアターと言い、ニューヨーク・ハーレム125番街にあるアフロ・アメリカンのアーティスト専用のクラブで、黒人の音楽文化を象徴するホールです。
左の人物がちょっと特定できませんでした。(ルイ・アームストロングかな？)
右の建物の名前はブルーノートと言いうそうです。
ブルーノートは、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるJAZZクラブで、アポロ・シアターとは異なり、こちらは1981年の開業で比較的新しいクラブだそうです。
ジミ・ヘンドリックスとウッドストック・フェスティバル
この背景はもはや説明不要の伝説の野外フェス、ウッドストック。
そして、伝説のギタリストであるジミ・ヘンドリクスですね。
ただこのシーンの元ネタとなる画像だけは見つけられませんでした。
ちなみにジミヘンは、さわちゃんが本編で行った歯ギター奏法の代名詞的存在でもあります。
アビイ・ロードの横断歩道
映画の中では、横断歩道を足早にさっさと通り過ぎていくカットが描かれています（下図参照）。
自分たちの歩いている場所がビートルズの「アビイ・ロード」のジャケットと同じ横断歩道だとは気づいていないのでしょう。
くやしいのうｗｗｗｗくやしいのうｗｗｗｗｗ
映画けいおん！
唯「じゃあ、りっちゃんの友達は『ラブクライシス・ジャパン』だね」
この台詞は、日本のヘヴィメタルバンドX Japanが元のバンド名Xから改名した時のエピソードからきてると思われます。
映画ED「Singing!」
このEDはザ・フーの後期の代表作四重人格(Quadrophenia)を映画化したフランク・ロダム監督のさらば青春の光への直接的なオマージュが盛りだくさんです。
さらに、前半に描かれる少女たちの花園のような庭は、ルシール・アザリロヴィック監督の映画エコールからの影響ですね。
いい雰囲気ですねぇ･･･
は･･･早まったらアカンで･･･澪ちゃん･･･
放課後ティータイムまさかの逆走
白薔薇がスクーターの代わりになっていますね。
さらば青春の光とエコール、この二本の映画を視聴することで、映画けいおんのED映像の意味をより深く知ることができて更に楽しめるでしょう。
まとめ
いかがだっだでしょうか？
検証していて感じたのは監督のザ･フーに対する並々ならぬ愛でしたね。
マジで、1日でいいから語りあってみたい･･･
僕としては、これが入り口となって皆さんにもっと、音楽や映画の世界に興味を持っていただけたらうれしいです。
アニメは本当に素晴らしいです。
しかし、そのアニメも先達が作った、映画や音楽があったからこそ生まれた良質な映像媒体なのだと思います。
皆さんもこういう予備知識を持ちながらけいおんの様な何かしらのテーマがあるアニメを見るとより楽しめますよ！
けいおん最高！
ありがとうございました。
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